2020.08.20
【九州パンケーキ素材】松井農園さんのアイガモ米ができるまで〜アイガモがやってきた編〜

九州パンケーキの大切な材料の一つ”発芽玄米”は、オーガニック農業のふるさとと言われる宮崎県綾町の契約農場【松井農園】で無農薬の合鴨農法で丁寧に育てられたお米で作られています。
松井農園さんのアイガモ米ができるまでを、連載中。7月に植えた田んぼに、アイガモちゃんがやってきました。
前回の田植え編はこちらから。

アイガモの気分次第で水浴び?
松井農園さんのアイガモは、朝に田んぼの近くの小屋の扉を開けたら、あとは夜に小屋を閉めて餌をあげるまで自由時間です。
なので、日陰でずっと休んでいたり、畦道を歩いているだけの時間があったりします。
アイガモは集団行動をするので、群れのリーダーが水浴びをするために、田んぼに入ると
他のアイガモも一斉に田んぼに入り、水浴びをしだすそうです。
取材にお伺いした時は運良く、田んぼに入っている瞬間を写真におさめることに成功しました。

毎年、アイガモは入れ替わります。
アイガモ農法で使われるアイガモですが、実は毎年同じアイガモが使われるわけではありません。最初から大きいアイガモを入れると、稲を踏み潰したりしてしまうためです。
今年は生後3ヶ月のアイガモ30羽を、田んぼに放していました。
アイガモは稲とともに田んぼで育ち、お米が実る頃には成長したアイガモがお米の実を食べてしまわないよう、田んぼから引き上げます。
7月中旬に植えた苗はすくすくと育っており、稲の草丈は30cmくらいにまで成長してました。

実は、九パンのロゴはアイガモがモチーフになっています。
松井農園さんの発芽玄米は九州パンケーキだけじゃなく、セブングレインパスタそして、「九パン」にも使用しています。九パンのロゴは”アイガモ”がモチーフになっています。(http://kyu-pan.jp/)。
よくアヒルさん?ひよこさん?と聞かれるのですが、アイガモなんです!
見る角度によって鎌や田んぼ、田畑を耕す”人”の顔のようにも見える
ストーリーのあるロゴになっています♬

取材時にトラブル発生?!
取材にお伺いしたタイミングで、田んぼの周りを覆っている柵からアイガモが脱走していました。すぐに松井農園の松井さんに連絡して対応していただきましたが、ちゃっかりトラブルの瞬間の写真も撮影しておきました。
そんな気まぐれなアイガモの力を借りて育てている発芽玄米もこのまま行けば、収穫時期は 10月10日過ぎ。今年も、無事に収穫できますように。美味しいお米が実ってくれてますように。